■東京が大空襲で焼け野原になった日■

　第二次世界大戦がはげしくなる中、東京ではたびたび空襲を受けていました。そして、１９４５年３月１０日、これまでにない爆撃を受けます。午前０時８分、アメリカの爆撃機B−２９の大編隊が東京の上空に飛来し、大量の焼夷弾を、次々と落としていったのです。この空襲で死者は約１０万人、家を失った人は１００万人以上にのぼったといいます。大量無差別攻撃は名古屋や大阪などの大都市でも行われ、日本は敗戦へと追い込まれていきました。