学校生活の様子

エクスプロラーズ・グランドスラム

公開日
2018/11/06
更新日
2018/11/06

桑野小の今

 「エクスプロラーズ・グランドスラム」、この言葉の意味は、北極点と南極点、世界七大陸の最高峰をすべて制覇することです。私がこの言葉を知ったのは、20歳の南谷真鈴(みなみや まりん)さんが、北極点到達に成功して、この「エクスプロラーズ・グランドスラム」を達成したことが、大きなニュースになったからです。道中では、クマにも遭遇しました。ソリの中のサラミを食い荒らされて、必死の思いで撃退したそうです。20歳での到達ですから、最年少の記録です。
 彼女の山との出会いは、商社勤めの父親の赴任で香港に暮らした13歳の時でした。魅力に取りつかれ、エベレストが目標になりました。16歳になると、親の援助は受けないで、一人で百社以上にメールをおくって、支援を求めて足を運びました。彼女の冒険は、早稲田大学政治経済学部への進学と両立させながら進んできました。次は、海へと挑戦の場を移し、ヨットで世界一周を目指すそうです。
 彼女の著書「自分を超え続ける」を読みました。若干20歳の彼女に教えられたことがたくさんありました。1つは、『絶対死なない』という100%の安全はない。だからこそ99%を、注意と準備で守ることが大切であるということ。2つ目は、「やりたいことをリスト化すれば、いまやるべきことが見えてくる」こと。3つ目は、「熱意と行動力があれば、かなわない夢はない」ということです。
 私も、熱意と行動力を持って、やりたいことをリスト化して、半歩ずつでもいいから前に進むよう取り組んでいるところです。