学校生活の様子

家庭環境が学力に与える影響

公開日
2018/10/15
更新日
2018/10/15

桑野小の今

 以前、文部科学省が全国学力調査の結果報告として、家庭の社会経済的背景(SES)が学力調査の正答率に影響していることが報告されていることはみなさんも周知のことと思います。
 昨年度の学力調査・保護者調査の分析結果では、SESと関係なく学力上位にいる子どもの家庭環境として、以下のような例が挙げられています。

 〇規則的な生活習慣…毎日朝食を食べさせる。テレビやゲームの時間にルールを決めている。

 〇非認知スキル(自制心や意欲、忍耐力など)を高める働きかけ…よいところをほめて自信を持たせる。努力することや最後までやり抜くことの大切さを伝える。自分と異なる意見や少数意見のよさを生かしたり折り合いをつけたりする。地域のボランティア活動などに参加するように促す。

 〇知的好奇心の刺激…子どもに本や新聞を読むように勧める。小さいころ絵本の読み聞かせをした。外国語や外国の文化に触れるように意識している。

 〇しっかりとして家庭学習…計画的な勉強を促す。復習を重視。

 〇子どもとの会話が多い…学校・友達・将来・世の中の出来事などを話す。学校行事や地域の活動に親子で積極的に参加する。

 とても興味があり、示唆に富んだ内容です。(参考文献:内外教育より)