学校生活の様子

「通級指導教室」が4月から桑野小学校に新たに開設されます

公開日
2018/03/27
更新日
2018/03/27

桑野小の今

「通級指導教室」って、なあに?

 4月に本校に「通級指導教室」が開設されます。通級指導教室とは、「特別支援教育」の形の一つです。
 「特別支援教育」というと、少し耳慣れない言葉かもしれません。かつての「養護教育」や「特殊教育」と言われていたもののイメージを持たれるかもしれません(「あ〜、子どものころ、小学校の片隅にあった、あの教室のことね・・・」と思い出される方も多いかと思います)。しかし、現在では、様々な法改正を経て通常の学級のお子さんも含めたすべてのお子さんを対象としたものとなりました。簡単にまとめますと、以下のようなことになります。

 ○ 児童すべてを対象とするものであり、子どもたち一人一人の成長や発達を目指すためのものです。
 ○ 子ども一人一人の違いに配慮した学び方(教師の側からすると教え方)を工夫し、個に応じた学習スタイルを支援するためのものです。
 ○ 特別支援教育を推進することで、すべての子どもたちが楽しく充実した学校生活を送れるようにするためのものです。

 いわゆる、集団生活や学習につまずきをかかえるお子さんへのバリアフリーであるだけでなく、すべてのお子さんに配慮した、やさしい環境の学校を目指していくものです。
 学校の中には、いろいろな個性の子どもたちがいます。「言葉」で説明されたほうが分かりやすい子。「写真や絵、図、文字など」目で見て分かるもので伝えられたほうが分かりやすい子。全体が見えるように「一度にすべて」示されたほうがわかりやすい子。
 これらは、子どもたちだけではなく、大人(=学校においては教師)にもあります。ですから、子どもたちの学び方の理解とともに、自分の教え方の癖も理解した上で、どんな手立てがいいのか考えていくことが大切になります。「特別な支援が必要な子どもに“ないと困る支援”は、どの子にも“あると便利な支援”」なのです。みんなが「わかる・できる・楽しい」授業となることを目指していきます。