学校生活の様子

ひとつ拾えば ひとつだけ きれいになる

公開日
2018/03/05
更新日
2018/03/05

桑野小の今

 トイレ掃除

 くさい!
 きたない!
 だれがこんなに汚したんや
 腹がたつなあ

 仕方ない
 タワシで便器をこする
 くさかった便器が
 ちょっとずつ白くなってきた
 あの いやなにおいが
 あんまり気にならなくなった

 まわりのみんなも
 便器をこすっている
 終わってから見てみた
 たった十五分で
 こんなにきれいになるやな
 においがしなくなるんやな

 頼むわ みんな
 明日から もうちょっと
 きれいに使ってな
 みんなで こんなに
 きれいに したんやから

 
 そうじの大切さをみなおそうと「日本を美しくする会 掃除に学ぶ会」が設立されました。この会は、そうじを続けることで一流企業に育てた鍵山さんのそうじ哲学に学ぼうという有志が集まって生まれました。鍵山さんの会社では、社員全員が毎日そうじを行います。職場がきれいになるという、社員の仕事の意欲が高まり、会社を訪れる人は会社に好感を持ってくれます。会社での毎日の掃除が口コミで広がり、会社の評価を高めることにつながり業績も上昇していきました。
 大人の中でも、そうじに対する考え方はさまざまです。でも、たとえ「やらされてきた」そうじであっても、大人は「職場がきれいだと、働く意欲が出てくる」ことを体験上知っています。また、「家の中が片付いていなく、掃除が行き届いていなければ、落ちついて生活できない」こともわかっています。子どもたちに自分の環境を自分で整えていくという気持ちを育てていくためにも、勉強できる落ちついた生活環境づくりも大切だと思います。「トイレ掃除をよくする子は、かわいい子に育つ」といわれています。だれからも愛される人になる、心配りのできる人になるということでしょう。
 「日本を美しくする会 掃除に学ぶ会」のホームページには、こんな言葉を載せています。「ひとつ拾えば ひとつだけ きれいになる」