１２月６日
■日本人がはじめて作曲した交響曲が発表された日■
　
　１９１４（大正３）年のこの日、山田耕作が作曲した交響曲『かちどきと平和』が発表されました。これは、はじめて日本人が作曲した交響曲でした。「かちどき」は、戦いの時などにあげる声のことで、この曲がつくられた直前に第一次世界大戦がはじまったため、この題名が付けられたとされています。

【コラム】
　「夕焼け小焼けの」のうたいだしで有名な「赤とんぼ」を作曲したのも、山田耕作です。山田は、ほかにも「この道」や「からたちの花」など、多くの童謡の作曲者としても知られています。また、日本ではじめてオーケストラをつくったのも山田で、指揮者としても活躍しました。