子どもの星を輝かせよう
- 公開日
- 2017/10/05
- 更新日
- 2017/10/05
桑野小の今
子どもの光
やんちゃ者からは、やんちゃ者の光
おとなしい子からは、おとなしい子の光
気の早い子からは、気の早い子の光
ゆっくりやさんからは、ゆっくりやさんの光
男の子からは、男の子の光
女の子からは、女の子の光
天いっぱいに 子どもの星を
かがやかせよう 東井義雄の言葉より
学校や家庭で課題を抱えている子どもたちの多くが、「認めてほしい」「自分の方を向いてほしい」と思っています。子どもたちには子どもたちのプライドがあり、直接的な言葉は受け入れにくい面もあります。そういう点では、人づてに伝わる評価は大いに子どもの心をくすぐります。「自分を認めてくれている。あんなことぐらいで・・・」がとても大切です。どんな場面のどんな事実であれ、子どもにとっての進歩はきちんと評価し、認めてあげる。子どもたちが伸びていくためのベースを一つでも多く増やしてやることが大切です。ですから、私は、子どもたちを見つめる時には、先入観をなくし、その場の言動を対象として、その子を見るようにしています。前後の事を含めてしまうとせっかくの言葉も台無しになってしまい、説教調になることが往々にしてあるからです。
学校では、ほめることで子どもの一つの行為が価値づけされていくことがあります。地域の方から「道路を横切ろうとする子どもがいたので車を止めた。その時『ありがとうございます』と頭を下げてくれた子がいてうれしかった。すがすがしい気持ちになりました」と電話をいただきました。
廊下を歩いていると、子どもたちはいろいろ話をしてきます。話の中で学校での様子や家庭での様子を話してくれます。とってもよいことだったりすると、周りの子がいる中でそのことをほめると、「わたしもがんばってみます」と言います。よいと思えることは、すぐ取り入れる。子どもたちの純粋ですばらしい一面でもあります。そして、自分のとるべき行動として、一つ一つ子どもたちの心の中に蓄えられ、子どもたちの中で日常化し、自然な行動につながっていきます。