運動会さまざま
- 公開日
- 2017/05/10
- 更新日
- 2017/05/10
桑野小の今
Aは、徒競走のとき一番後ろを走っていました。その時、もうほかの子どもたちがゴールに入っているのに一人だけ残って走っていました。
走るというよりは、片足を引きずってよろけるように走っていたほうが適切かもしれません。
Aが、走るのをやめようとした時、先生が飛び出しました。その先生がAといっしょに走り出したのです。先生は、ゆっくりと走って一緒にゴールに入ってAを抱きかかえるようにして何かAに語りかけていました。
1年生のチャンス走「魚つり」で何組めかの女の子がスタートしました。
いすの上の魚を手際よくピンチではさんで一番早く走り出したB子。
となりのC子が気になったのか、一瞬後ろを振り返る。なかなか魚がつれないC子。それを見たB子はC子のところまで戻って、足踏みしながらC子が魚をつりあげるのを待つ。その間におおよその子はゴールに向かっていました。
ようやく魚をつりあげたC子と顔を見合わせると、ニッコリと喜びの表情を見せ仲良く二人並んでゴールへ。
子どもたちは、いろいろな経験や体験を通しながら、それぞれに確かなものの見方や考え方、判断力などを身につけていきます。いろいろなモノサシを用意して教育にあたることが大事なのかもしれません。
今年の運動会、どんな子どもたちの姿や場面が見られるか、楽しみです。