学校生活の様子

校長式辞

公開日
2020/03/23
更新日
2020/03/23

行事風景

令和元年度卒業証書授与式 校長式辞

 十二名の卒業生の皆さん、晴れのご卒業、本日はおめでとうございます。ここでこうして卒業証書授与式が挙行できますこと、うれしく思います。
 現在、国内でもコロナス感染の拡大という異例の事態が起きており、一日でも早く事態が収束に向かってくれることを祈るばかりです。

 さて、皆さんは小学校の六年間の国語の授業でどんな物語文を学んだでしょうか。
思い出してみて下さい。それらの中には、私たちが生きていく中で大切にしていくべきことがいくつかちりばめられています。
私は、それらを詩にまとめてみました。
詩の題名は「生きていこう」です。

生きていこう
「大きなかぶ」もみんなで
力を合わせればぬける
ねずみのように小さい者でも大きな力を出すことがあったじゃないか

生きていこう
「スイミー」のように
知恵を働かせれば
大きな魚をやっつけることができる
仲間と励まし合っていこうじゃないか

生きていこう
「三年とうげ」で転ぶようなことがあっても平気だ
失敗や挫折も見方を変えれば
夢や希望へと変わるじゃないか

生きていこう
「一つの花」に願いをたくし 
家族を大切にしよう
みんなで平和を願う気持ちを
持ち続けようじゃないか

生きていこう
「わらぐつの中の神様」の
おみつさんのように信念を持とう
本当のものは見かけじゃないことを
教えてくれたじゃないか

生きていこう
「海の命」のように
身近な人の教えを大切にしよう
おのずと感謝の気持ちが
わいてくるじゃないか

生きていこう
雪の下からそっと芽を出す
福寿草のように
大空に一斉に飛び立つ
はとたちのように
照りつける太陽も 冷たい北風も
きっと君たちの力になる

 いつも穂積小をリードしてくれた卒業生の皆さんの頑張りと明るい笑顔を私はいつまでも心にとどめておきたいと思っています。私たち穂積小学校教職員は、みなさんの中学校でのご活躍を応援しています。のびのびとそして自信を持って励んで下さい。それでもちょっと疲れたなと思ったら、小学校に顔を出して下さい。
 保護者の皆様、本日はお子様のご卒業本当におめでとうございました。また、これまでの本校教育に対するご協力に感謝申し上げ、式辞といたします。

令和二年三月二十三日
 郡山市立穂積小学校長 松本 浩一