学校生活の様子

思いを読み解く

公開日
2010/11/07
更新日
2010/11/07

学校生活

 11月2日(火)6年2組の国語の授業研究が行われました。今回、子どもたちが読んだのは 宮澤賢治作「やまなし」。この教材は、2枚の幻灯を映したという「五月」と「十二月」の小さな谷川の底の美しい場面設定でえがかれています。しかし、作者独特の造語が子どもたちの興味を引き、子どもたちが読みたい視点と、教師がとらえさせなければならないことがずれてしまうことが、たびたび見られる教材でもあります。

 「五月」と「十二月」のそれぞれの場面を読み深めてきている6年2組の子どもたちは、読みの視点(比べる観点)を決めて比べながら読み、対比的構造を明確にしました。そして、その後、賢治さんが作品を対比構造にした意図を考えるました。

 子どもたちの発表の中で
「五月は、カワセミが水の中に飛び込んできた。十二月は、やまなしが飛び込んできた。自然は大きい(子どもの意図は、多様な物が自然界にはあるということかなと捉えました)ということ」

「五月は、自然が美しいけど、怖いことがあるので 半分半分。 でも、十二月は寒く厳しいけど、恵みがあるので 半分半分。それを、表現したかった」

「かには成長している。いろんな経験を積んで成長していくということを伝えた」

 子どもたちの考えを聞くのは、面白い!!