学校司書から 今週のお勧めの図書〜NO.4〜
- 公開日
- 2024/05/10
- 更新日
- 2024/05/10
お知らせ
『まんが人物伝 レイチェル・カーソン 環境問題を訴えた生物学者』
レイチェル・カーソン日本協会/監修
(KADOKAWA)
『沈黙の春』という本を、きいたことはありますか?
約60年前のアメリカで、合成化学薬品の危険性を訴え、環境保護運動のきっかけをつくった本です。
今では30か国以上で翻訳され、日本の図書室にも置かれているベストセラーですが、発表された当時は、アメリカに大論争を引き起こし、多くの批判、誹謗中傷も受けました。
この『沈黙の春』を書いたのが、レイチェル・カーソンです。
女性は良い妻・良い母になることが求められ、「女性の生物学者なんてありえない」と言われた時代に、科学者として、作家として、活躍した人です。
作家を夢見た子ども時代。
大学での生物学との出会い。
家族を養うために研究をあきらめたり、戦争のために本が売れなかったり、何度も壁にぶつかりながらも、自分の信じた道をつき進んだレイチェル。
自然と人間の関係、彼女の生き方、様々な感想が残ると思います。
読んでみてください☆