勝手にビブリオバトル その44
- 公開日
- 2021/05/12
- 更新日
- 2021/05/12
行事風景
現在3学年では、第2次世界大戦〜戦後についての学習をしています。
教科書の中では、「アンネの日記」についての紹介がされていました。授業の中で「アンネの日記」を読んだことがありますか?という質問をしたところ、3学年の生徒のなかで本作品を読んだと手を上げたのは一人だけでした。社会科の歴史分野では、各時代ごとに文化を学習します。その中で、様々な分野の名作を紹介するのですが、時代とともに歴史上の名作の知名度が下がってきていることが気になります。
さて、今回紹介する「アンネの日記」は、ドイツ系ユダヤ人のアンネ=フランクが、ナチスドイツの迫害を逃れ、隠れ家で過ごした2年間の日記です。彼女がキティーと名付けた日記に「親愛なるキティーへ・・・」と日々の思いを綴っていく。戦時中の緊迫した状況下、毎日のようにユダヤ人が捕らえられ、強制収容所へ送られていく。そんな中で、普通の女の子としての感情を失わず、前向きに生活する姿が見えてきます。みなさんと同世代の女の子が戦時中何を考え、どんな生活を送らなければならなかったのか?この作品を通して考えてほしいと思います。