勝手にビブリオバトル その42
- 公開日
- 2021/04/13
- 更新日
- 2021/04/13
行事風景
過日、新入生歓迎会が行われました。春休み中の準備と言うこともあり事前の打ち合わせも十分でない中、生徒会を中心に工夫しながら生徒会と生徒会行事の紹介、委員会や部活動の紹介をしました。新入生に中学校生活の楽しさを少しでも伝えたらという気持ちが充分に伝わる楽しい時間でした。
さて、今回紹介する本は、渡邊裕鴻著:「山本五十六 戦後70年の真実」です。NHKで特集された物が書籍化されたものですが、役所広司が主演で映画化もされています。
自分が学校の先生になりたての頃、先輩の先生に「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」という言葉をいただきました。この言葉は、山本五十六の言葉なのですが、当時は、日米開戦のきっかけとなる真珠湾攻撃の指揮官となった人物の言葉を何で教育の場で?ぐらいの思いで聞いていました。この本では、直前まで開戦に反対し続けた姿や時代の流れに抗えず真珠湾攻撃をするまでの彼の苦悩や葛藤が描かれています。
ちなみに、前述の山本五十六の言葉には続きがあります。「…話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず、やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
新入生を温かく見守れるそんな2,3年生であってほしいと思います。