勝手にビブリオバトル その37
- 公開日
- 2021/02/05
- 更新日
- 2021/02/05
行事風景
書道を始めて12年ほど経ちました。飽きっぽい性格なのですが、モチベーションが上がったり下がったりしながらどうにか続いています。書の先生に、「お前の書は面白さがない。」「酔っ払って書くぐらいがちょうど良い。」と指導され、「面白い、酔っ払った字ってどんな字だ???」と迷いながら書の道を歩んでいるところです。
さて、本日紹介する本は、森下典子著「日日是好日」です。
あらすじは、サブタイトルの「“お茶”が教えてくれた15のしあわせ」にあるように、主人公が就職活動、恋人や父親との別れなどの人生の挫折や困難を乗り越えていく中で、茶道が支えになったり、自分自身の居場所を探すために茶道から様々なことを学んだりして「生きる」ということを感じ取っていくという内容です。
数年前に樹木希林さんの遺作として注目を集めたことで話題にもなりました。
「物事には、すぐに分かることと後になってから分かる事がある・・・」という一文があります。きっと書道の先生が指導してくださる言葉も後から分かるのかもしれません。
何のために勉強するのか、受験勉強するのか?何のために中学校に来るのか?何のために今がつらいのか?楽しいのか?簡単に答えは分からないかもしれません。何年かして振り返ったときに答えが分かって、「日日是好日」と思えるのだと思います。