勝手にビブリオバトル その24
- 公開日
- 2020/10/02
- 更新日
- 2020/10/02
行事風景
先日、14年ほど実家で飼っていた犬がなくなりました。帰省するたびに散歩をしたり、朝のジョギングに連れて行ったりと沢山の思い出があります。
話は変わりますが、みなさんは最近絵本を読んだことはありますか?中学生になって絵本?と思う方もいるかと思いますが、近年大人になっても感動できる絵本も多く販売されています。昔読んだ絵本も改めて読んでみると小さい頃には気付かなかった視点で感動することもあります。ずいぶん前に映画で「泣いた赤鬼」をアレンジした「Friends もののけ島のナキ」というアニメ映画が放映され、改めて「泣いた赤鬼」の良さに気付き、道徳の授業で使ったこともあります。
さて、今回紹介する本は、ハンス・ウィルヘルム作:「ずーっと ずっと だいすきだよ」という絵本です。
犬のエルフィーと一緒に育った男の子、男の子よりも先に成長するエルフィー、成長した男の子の傍らにいる老犬、ある朝目が覚めると冷たくなっていたエルフィー。犬を飼った事のある人ならば誰でも経験したことだと思います。しかし、彼には一つだけ慰めがありました。それは、毎晩寝る前に「ずーっとずっと大好きだよ!」とエルフィーに声をかけていたことでした。
愛するものとの死別をテーマにした絵本、以前授業で使うために買い求め、大切に保管しています。実家の犬がなくなった夜、改めて読み直し号泣しました。