彼を知り己を知れば百戦殆からず
- 公開日
- 2020/05/01
- 更新日
- 2020/05/01
行事風景
みなさんは、なぜ勉強するのでしょうか?
社会科教師の立場で答えるならば、「社会的な見方や考え方を養って、国際社会に主体的に生きる社会の形成者に、公民としての必要な資質や基礎を育成するため。」などとなるところですが、きっとみなさんにとっては目の前にある、「テストで良い点をとるため」「高校受験のため」という答えが返ってくると思います。
そこで、自宅学習中の、特に3年生には、過去の入試問題を分析するということに挑戦してほしいと思います。
やり方は、過去問をインターネットで調べたり、お兄さんやお姉さんが使っていた過去の入試問題集を見て、出題された場所を蛍光ペンなどで印を付けるだけでかまいません。
今年の問題は黄色、去年の問題はピンク、おととしは青・・・と色を変えると・・・なんとなく出題されやすい語句や単元、資料などが見えてくるはずです。
令和2年度の入試問題ならば、大問1にヨーロッパ、EUの問題が出題され、「地中海」「ロンドンの雨温図(西岸海洋性気候の雨温図)」「ユーロ」などが答えになっていますので、教科書のその部分をチェックする。
平成30年度ならば、大問1に世界地図を用いた問題が出題され、「大西洋」「経線(東経と西経の違い)」「造山帯名」などが答えになっていますので、教科書のその部分をチェックするといった具合です。
「彼(主題傾向)を知り己(できるかできないか)を知れば百戦殆からず(きっと合格します)」。