「学びあい」〜「学び愛」へ
- 公開日
- 2010/12/23
- 更新日
- 2010/12/23
校長室より
3学年で取り組む学びあい学習は、
わからないところを友達に訊くことから始まります。
【自分が取り組んでいる問題を考えて、どこかで躓(つまづ)く】
そんな時、友達がそばにいればきっと教えてくれます。
訊かれた友達も、自分が頼りにされていることが感じられれば一生懸命教えたくなるでしょう。
自らの意思で相手に問うて、相手の考えを聴くことで、
どこが躓いていて、どう考えればよいのか気づき、
「あ〜そうか!」と躓きが解消された時「わかった!」と実感できることでしょう。
教える友達も、自分がわかっていると思う内容でも、
訊かれた友達に理解してもらうよう教えようとすることで、
本当はなんとなくわかったつもりになっていたあやふやな理解が、
より確かに・よりクリアーに、揺るぎない知識へと高まっていくのが感じられるでしょう。
友達の躓きをいかにわかりやすく教えてあげられるか?考えることで、
教える側も、思考力や表現力そしてコミュニケーション力がメキメキついてくるに違いありません。
教えてあげるというよりは、これらの大切な力を伸ばすチャンスに恵まれる、ということがいえることでしょう。
そして、最後に「わかった!」「ありがとう!」「よかったね!」という互いに学びあえた喜びを味わえるに違いありません。
逆に、教え合いとなると、
相手の思いや願いを理解しないまま、独りよがりのおせっかいになるばあいも懸念されます。
教えてあげたのに・・・と、相手の心を思いやれずに頭にきて怒りだすこともあり得ない話ではないようです。
大切なことは、