「おしらせ」のコーナーに第11週の生活プログラムが掲載されています。
今週は
朝食摂取率100%週間 運動(1回目)14日(月)〜20日(日)を1週間にわたって取り組みたいと思います。
「早寝 早起き 朝ごはん」運動も耳にされたことがあるかと思いますが、朝ごはんがなぜこんなにも重要視されるのでしょうか?
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本校では、ほとんどの生徒が朝食をきちんと食べ、たくさんの生徒たちが朝の体力作りに励んでいます。
これはとても凄いことなのです。
朝ごはんの糖質(でんぷん等)を消化しブドウ糖を血液中に補給します。
適度な運動は、体温を程よく上昇させやる気に満ちたここちよい状態を生み出すことができているのです。(セロトニン神経支配の静かなる覚醒状態になります)
この冴(さ)えた脳の状態で朝の読書に取り組む本校生徒は必ず大きく伸びてゆくものと信じます。
まだ、朝ごはんがきちんと食べれれない生徒もなかには見られます。
少しでもご飯を口にして、
徒歩や自転車で体を動かして登校できれば、
間違いなく体調が良くなり、目に活力が生まれてきます。
ぜひ、すべての生徒が望ましい状態になるよう100%を目指して個別に支援してまいりたいと思います。
ご家庭でも、朝ごはんをしっかり食べることができるよう取り組みをお願いします。
文部科学省は、小学校で校内暴力が増加している理由として、感情のコントロールがきかない子供が増加傾向にあり、忍耐力や自己表現力、人間関係を築く力が低下していることが原因と指摘しています。その一方で小児医療に携わる医師たちからは、「低血糖症も要因の一つ」という意見が出されています。
低血糖とは「血液中の血糖値が低下してしまうこと」で、脳のエネルギー源であるブトウ糖が枯渇した状態が長く続くと、動機、貧血、無気力、めまい、頭痛、不安感、非社会的行動、集中力の欠如、うつといった症状が出てきます。さらに脳は低血糖状態を補うために、アドレナリンというホルモンを分泌して糖の分解を促進し血糖を維持しようとします。しかし、アドレナリンが過剰分泌されると、興奮状態になって攻撃的になってしまいます。大人でも、空腹状態になるとイライラして怒りっぽくなる現象と同じです。
血糖値の特徴として、その値が急激に上昇すると下がるときもまた急激であること。ご飯などのでんぷん類は、血糖値をゆっくりと上昇させまず。しかし、炭酸飲料、スナック菓子類、ファストフード類の取り過ぎは、血糖値の上昇下降を急激にさせて、低血糖状態を作りやすくするというわけです。
「受験・大学生活・就活・現在の生活において、朝ごはん習慣を身につけている人は『偏差値65以上の第一志望の大学に現役合格し、就活もスムーズで、自分が選んだ第一志望の道を歩み、年収1,000万以上を手に入れている』というような成功者の人生を歩む傾向があることが浮かび上がった」と川島隆太・東北大学教授(加齢医学研究所 スマート・エイジング国際共同研究センター長)が興味深い調査結果を報告されています。