学校生活の様子

雲水峰祭 物語の主人公は君たち自身だ!

公開日
2009/10/16
更新日
2009/10/16

校長室より

『 Story 新たな足跡 』を心に、生徒が一人一人役を担い実行委員を中心に、限られた時間の中で、みんなで力を合せ一生懸命創り上げてきた「雲水峰祭」
 守山中生徒会は、これまで「New 郡山一の学校づくり」を目指し、さまざまな活動に挑戦してきました。この雲水峰祭も、「郡山一だった!」と胸を張って誇れるような文化祭になるよう、精一杯がんばる意気込みが感じらたいへんうれしく思います。ここまでの努力が、感動的なフィナーレにつながり一人一人の思い出に残る文化祭となることを心から期待します。
 さて、「雲水峰のけだかい姿」と校歌にも宇津峰山を雲水(うつ)峰(みね)と表現されていることに、皆さんは何を感じるでしょうか。
 雲水(うんすい)とは、雲や水のように絶えず動き流れて、一ツ処に止まらず一生修行を続けて自分を磨く修行や修行僧をいいます。つまり、絶えずこれまでの自分を変革し、新しく生まれ変わった自分が、あらゆることに感謝しながら「今」を精いっぱい生きる。それが雲水の心だと思います。
 雲水峰祭準備過程において、の自分の役割や責任をしっかり果たそうとするとき、いろいろな困難にぶつかることも少なからずあったのではないかと思います。もう自分には無理と挫折感を味わうこともあったことでしょう。そのようなギリギリのところに追い込まれたとき初めて、見栄や外聞をかなぐり捨て勇気を振り絞り、困難に立ち向かう覚悟が生まれるものです。わからないことは先生に尋ねたり、一人でできないことは友達の応援を頼んだり、自分があえて困難を引き受けたりすることができるようになった人もたくさんいるのではないかと思います。
ひたすら何かを成し遂げようと努力すれば、必ず昨日までの自分から新しい可能性が芽生え、新たな一歩を踏み出すことができる。未来は誰にも予想できないけれど、ただひたすら努力すれば、未来を自分の願う方向に変化させていくことができるはずだと確信します。
雲水峰祭で共に味わった感動が、一人一人の生徒の心の支えとなり、これからの未来に向かい、自分自身が主役である感動のStory ( 物語 )を創り上げてくれることを願ってやみません。

         校長 中村隆志