旅立ちの言葉 (答辞)
- 公開日
- 2020/03/13
- 更新日
- 2020/03/13
行事風景
卒業証書授与式で読まれた「旅立ちの言葉(答辞)」を掲載します。しかし、原稿を預かりビックリしたことが・・・。実は原稿があるのは途中までで、最後のメッセージは完全なアドリブだったのです!!
従って、今回掲載するのは原稿があるところまでです。申し訳ありません。
旅立ちの言葉
柔らかな日差しが大地を包み込み、春の訪れを感じる素晴らしい日に私たち94名は卒業の日を迎えることができました。
3月3日からの突然の休校。このような大変な状況のなかで卒業式を挙行していただきありがとうございました。また、校長先生、父母と教師の会会長様より温かい言葉を頂き、卒業生一同心より感謝申し上げます。
この場所で入学式が行われてからの3年間はとても速いものでした。中学校では、全てが初めての体験で、最初は戸惑ったことも多くありました。しかし、先輩方や先生方が優しく接してくれたことで、中学校生活に慣れることができました。
今ここに立ち、真っ先に思い浮かぶのは3年間を共に過ごした友達との日々です。関東方面へ行った修学旅行。友達と思い切り楽しみました。また、それまで知らなかった友達の意外な一面を知ることができました。クラス一丸となり、優勝を目指した体育祭。クラスの絆を再確認することができました。
そして、私たちの集大成となった最後の日和祭。実行委員を中心に遅くまで残り一生懸命準備をしました。時には意見が食い違い、悩んだこともありましたが、様々なアイデアがあふれる、最高の日和祭を造り上げることができました。
私たちが、この3年間でたくさんの思い出をつくることができたのは、いつも私たちのことを第一に考えてくれた先生方のおかげです。時には優しく、時には厳しく接してくださいました。先生方の一つ一つの言葉を胸に、先生方の教えを生かしながら、これからを歩んで行きたいと思います。今まで本当にありがとうございました。そして、いつも私たちの一番そばで見守ってくれたお父さん、お母さん。本当にありがとうございました。朝早くに起きて、作ってくれたお弁当。とても美味しかったです。私たちが生意気な口をきいて、反抗的な態度をとっても、私たちのことを気遣ってくれました。感謝しても感謝しきれません。私たちは義務教育が終了し、一人一人違う道を歩んで行きます。まだまだ未熟な私たちですが、これからもよろしくお願いします。
在校生の皆さん。今日は皆さんに会うことができず、とても残念です。3年生を送る会では心のこもった企画やメッセージボードに感動しました。
最後の登校日だった3月2日。校門から見える2Fの教室に掲示されていた3年生へ完全燃焼の言葉。涙があふれました。
私たちは、皆さんに何を伝えられたでしょうか。もし、少しでも伝えられたことがあったとしたなら、とても嬉しいです。これからの日和田中学校を創っていくのは皆さんです。伝統を引き継ぎながら、新しいことも取り入れ、よりよい日和田中学校を創っていってください。皆さんの活躍を期待しています。
さて、いよいよお別れの時間です。これまでの私たちを支えてくれた全ての皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、これから始まる新しい生活を過ごしていきます。
これからの令和という新しい時代を担い、どんな困難にぶつかってもこの日和田中学校で学んだことを忘れず、前に進んでいくことを誓い、旅立ちの言葉とします。
令和2年3月13日
卒業生代表 H