学校生活の様子

夏休み33日目!

公開日
2021/08/22
更新日
2021/08/22

義務教育学校(全校)

 今日、8月22日は、夏休み33日目、そして天気予報が再開された日です。
 毎日、当たり前のように目にする天気予報。台風が近づいた時の備えにとても重要です。楽しみにしていた行事や大会ができるかなと気になって見ることもあるでしょう。
 とても身近な天気予報。この天気予報が再開されたのが、今日8月22日です。

 日本のラジオや新聞から天気予報が消えた時期があります。それは太平洋戦争が行われた時期です。
 1941年(昭和16年)12月8日、日本はハワイの真珠湾へ攻撃を行いました。この日をもって太平洋戦争が始まり、それとともに、日本の天気予報はなくなりました。
 今のように気象衛星がない時代、空から攻撃をする際に、曇っているのか雨が降っているのか、それとも晴れているのかを知ることは攻撃をする上でとても重要な情報で、天候によって作戦が大きく変わるからです。
 終戦の日の1945年(昭和20年)8月15日の後の8月22日、ラジオの天気予報が東京で再開されました。
 今では当たり前のように、毎日ラジオで聞くことができる天気予報は平和の証拠なのです。

 5年の社会科に、私たちのくらしと情報の関係を考える学習があります。例えば天気予報は、いろいろな仕事の人の生活に関係しているのです。15年ほど前に、郡山のある商店街の人にインタビューをしたところ、天気予報が多くの方々の仕事に関係していることが分かりました。クリーニング屋さんでは雨の日になるとたくさんのシャツが入るので準備するそうです。パン屋さんやお菓子屋さんでは、晴れの日と雨の日の水の分量を少し変えるそうです。食堂では気温によって注文されるものが変わるので食材の仕入れが変わるそうです。などなど、天気予報は多くの人々の生活や仕事に関係しているのです。