３校時目に海老根和紙保存会の方を講師としてお招きし、海老根和紙の歴史についてのお話をしていただきました。江戸時代までさかんだった和紙づくりが、明治時代になると機械の登場により洋紙の普及が進み、和紙づくりに影響が出たことなども教えていただきました。海老根和紙づくりも一度は途絶えたそうですが、地域の方々の手より復活し、現在に至っているそうです。最後には、「この海老根地区に続く和紙の伝統を守っていくために、自分にできることを是非見つけて関わっていってほしい」という願いも、子どもたちにお話しくださいました。真剣に話を聞く子どもたちの様子から、保存会の方の言葉が心に響いたことを感じました。

　４校時目には、海老根和紙の原料になるトロロアオイの種まきをしました。子どもたちは、昨年度まで２種類の種まきの仕方を経験しているので、その経験を生かし、自分たちだけで種をまきました。さあ、芽が出てくるのは何日後でしょうか。これから毎日の観察が楽しみです。