1月20日の給食
- 公開日
- 2025/01/20
- 更新日
- 2025/01/20
職員室
今日の給食は「麦ごはん・牛乳・納豆・切り干し大根の煮物・白菜のみそ汁」です。
今日の小松菜は郡山市産です。
今日は一年で一番寒いと言われる「大寒(だいかん)」です。大寒にちなんで冬に作られる保存食の納豆と切干大根を出しました。
現在、納豆は年中食べられている食べ物ですが、昔は大豆や稲わらなどが収穫された後であり、雑菌が増えにくい冬に多く作られていました。そのため俳句で「納豆」は、冬の季語となっています。
じつは、同じ豆製品である豆腐やあぶらあげも、昔の農村では冬に多く作られる食べ物でした。
農作業のない冬に多くの人が集まって豆を煮、みそやとうふ、納豆、凍み豆腐などを共同で作っていたのだそうです。
身近な食べ物の中にある歴史や文化を知ると、印象や味わいも変わります。
「昔は、今くらいの寒い時期に凍み豆腐や切干大根を作ったんだよ。寒い夜に凍って、昼にあたたかくなると水がとけるから、食べ物が乾燥するんだよ」と説明すると、「そうなんだ~」と味わってみようとする姿が見られます。
「新潟のほうでは、『きりざい』っていう、納豆と野菜をまぜたおかずがあるんだって」という話をすると、「それはぜったいにおいしい! おうちでたべてみるぞ! ぼくはあたらしいレシピをてにいれた!」といういい反応もあります。
苦手な食べ物に対しては、「知る」ことも一つの調味料になるのかもしれません。