2月9日の給食
- 公開日
- 2023/02/09
- 更新日
- 2023/02/09
職員室
今日の給食は「ソフトめん・牛乳・五目うどん・あじの天ぷら・白菜の浅漬け」です。
12月にじゃがいもの「打撲症」についてお知らせしましたが、今回は冬の白菜の「ゴマ症」についてお知らせしたいと思います。(写真はだいぶ前に撮影したものです)
冬の白菜には、時々黒い点の付いたものがあります。
「傷んでいる」「腐っている」「虫がついている」とよく勘違いされるのですが、これは「ゴマ症」と呼ばれる症状です。
簡単に言うなら、寒さで発生した「白菜のしみ」です。
黒い点の正体は、白菜の栄養素「ポリフェノール」が固まったものです。
成長途中の白菜が、寒さなどのストレスに当たった時に、ゴマ症を発生させます。特に大きくてずっしりした白菜に多く出ます。
ゴマの部分「ポリフェノール」は、渋味などの成分でもあるので、そこだけ食べればやや渋味があります。
ただ、全体から見るとゴマの部分は少ないので、ゴマがあっても味に違いは感じられません。
見た目がよくない、勘違いされやすいということで、給食では見つけた場合、特にひどい部分だけ取り除いて使用しています。(ほとんどありません)
ポリフェノールは、生活習慣病の予防に役立つ栄養素とされています。あまり嫌わないでほしいなというのが、野菜関係者の願いです。