8月29日の給食
- 公開日
- 2022/08/29
- 更新日
- 2022/08/29
職員室
本日の給食は食育の日こんだて「麦ごはん・牛乳・いわしのかば焼き風・いんげんのごまよごし・なす汁・のりふりかけ」です。なすは三春産、さやいんげんは須賀川市産です。
本日は浜通りのお盆行事「じゃんがら念仏踊り」にちなんだ料理です。
じゃんがら念仏踊りでは、念仏を唱えながら各家をめぐるのですが、その時歌われる歌に
「盆では米の飯、お付けではなす汁、十六ささげのよごしは どうだい(お盆には白い飯、なす汁、十六ささげのよごしはどうだい)」
というものがあります。
十六ささげは、さやいんげんを細長くのばしたような野菜で、お盆のお供えによく使われる野菜です。
「よごし」というのは黒すりごまやじゅうねんを使った甘辛い味のあえもののことです。見た目がまるで汚れているようなので「よごし」と呼ばれます。
いわき地区では、なすと十六ささげをじゅうねんであえた「じゅうねんよごし」を、夏の味として楽しむ風習が残されています。
白いごはんや野菜をたっぷり使った料理が「お盆のごちそう」だった昔の人の気持ちが、歌の中に感じられますね。
意外に残食の少ない日でしたが、高学年はなぜか、なす汁だけが残りがちでした。