6月23日の給食
- 公開日
- 2022/06/23
- 更新日
- 2022/06/23
職員室
本日の給食は「食育の日献立」です。「沢煮うどん・牛乳・みそかんぷら・ツナあえ」です。
本日は郷土料理の「みそかんぷら」です。「かんぷら」とはオランダ語を語源とするじゃがいもの古い呼び名で、福島県では「じゃがいも」を表す方言として残っています。
みそかんぷらは、ゆでたり揚げたりしたじゃがいもに、甘いみそだれをからめて食べる福島県の郷土料理です。
給食ではいつも汁物などに使う2倍以上の量のじゃがいもを、機械で1回、手で3回洗ってから油で揚げる、という手間のかかる料理です。野菜たっぷりの日でしたが、とてもよく食べていたようです。
農家では今ごろの時期に、育ち具合を見るためじゃがいもを少しだけ掘ります。その新じゃがの味見をするため、または秋から冬に残った小さいいもを食べるため、ということで初夏か冬によく作られます。
本日のいもは長崎産ですが、あえもののきゅうりは郡山市産です。
<みそだれ 分量 子芋70g(片手に乗るくらい《3〜5個》に対して>
・みそ 3g ・砂糖 3g ・日本酒 1g ・水 適量(1〜2g)
材料をあわせたあと、アルコールを飛ばすために小鍋で一度沸騰させ、いもとたれが熱いうちにからめます。みそと砂糖を同量、それを好みの分量の酒と水でゆるめる要領です。
お好みでしょうゆ、すりごま、みりん・青じそなどを加えます。ゆるめる加減は好みですが、ジャム程度のかたさが目安です。
※じゃがいもは日光に長く当たると緑色になります(夏は数時間で変色します)。
緑色の部分にはソラニンやチャコニンという、苦みやえぐみのある毒ができます。
緑色になったじゃがいもは使わないか、緑色を感じなくなるまで厚く皮をむきましょう。緑色になった子いもは、食べられる部分が残らないので、使ってはいけません。