郡山市教職員研究物展で特別賞「小学校長会会長賞」を受賞〜研究主任 佐藤貴教諭を中心にまとめた共同実践が〜
- 公開日
- 2017/02/03
- 更新日
- 2017/02/03
行事風景
「よくわかんないだけど」「え、どこが?」
「Aさんの言った30%引いたあまりの値段って?」
どうも 式の250×(1−0.3)の1から0.3を引くことが
納得いかないらしい。
「どのへんがわからないの?」「30%安くなった部分のこと?」
小グループでのやり取りの様子です。
友達の説明に納得のいかないB君。
となりのCさんが「いっしょにやってみる?」と紙を持ってきてB君が
理解できるまで、ていねいに説明している。グループのまわりの子も自然と加わって。
これは、5年生『比べ方を考えよう(2)』での1コマです。
6年生の比例の学習では、
「クリップ本当に1000個あるの」
「1個1個数えるのめんどくさい」
「10のかたまりにするのも大変そう」
「重さをはかってみる?」「表に整理しようか」・・・
子どもたちは課題を解決するために、これまで学んだ知識や考え方、アイディアなどと結びつけながら類推し、
「どの考えが使えそうか」「どの知識が役に立ちそうか」思考を働かせています。
本校では、実践テーマを設定し、研究1年次目の「算数科学力向上プラン」を「活用力の育成の視点」で見直し、その見直したプランをもとに、学年ごと具体的な実践事項を取り上げて授業実践を進めてきました。
このたび市教職員研究物展に出品し、特別賞である「郡山小学校長会長賞」を受賞することができました。
今後も、授業で「このような子どもの姿がよかったなあ」「こんな姿がみたいなあ」と
具体的な子どもの姿をイメージして、
そのために「どのような手立てが有効であったか」「さらに高めたい力は何か」を考え
継続して研究を深めていきたいと考えています。