詩を紹介します
- 公開日
- 2017/01/18
- 更新日
- 2017/01/18
行事風景
かつお
けさ、学校に来がけに
母と言いあいをした。
ぼくは、どうにでもなれと、
母をボロクソに言い負かしてやった。
母が困っていた。
そしたら、学校で、昼になって、
母の入れてくれた弁当のふたをあけたら、
ぼくの好きなかつおぶしが
パラパラとふりかけてあった。
おいしそうに匂っていた。
それを見たら、
ぼくは、けさのことが思い出されて
後悔した。
母は、いまごろ
さみしい心で昼ごはんたべているだろうか
と思うと
すまない心が、
ぐいぐい
込みあげてきた。
今の子ども達がお母さんを言い負かすぐらい朝飯前かもしれません。
昼になって、お母さんが入れてくれた弁当のふたを開け、お母さんの心に出会いました。
わが子の大好きなかつおぶしをふりかけてくれた、やさしい母の心に出会った時、すまないと思う気持ちが込みあげてきたのでしょう