東日本大震災5周年 全校生で午後2時46分 黙とう
- 公開日
- 2016/03/11
- 更新日
- 2016/03/11
行事風景
忘れもしない中学校卒業式のあとの午後2時46分。
そして、今日は、偶然にも5年前と同じ金曜日。
午後2時40分から校長より全校生へ話をし、その後、午後2時46分 亡くなられた方への冥福を祈り、黙とうをささげました。
子ども達には、以下のような話をしました。
今から5年前の2011年、東日本大震災後の中学1年生の作文を紹介します。
「おじいちゃんのつくったシイタケは、とても肉厚でおいしいと評判でした。しかし、福島の山でしいたけの栽培はできなくなりました。その日を境に、おじいちゃんの体は少しずつ小さくなるように感じました。」
あの日から5年。福島の復興は前に進んでいます。
一方、今でも10万人近くの人が避難生活を続けています。
次に、3月6日 朝日新聞に掲載されていた記事を紹介します。
「昨年の12月13日福島県大熊町の海岸で見つかった、泥がついた青色の小さなジャージ。【熊町小 1年2組 きむら ゆうな】
胸についたゼッケンに、手書きのやさしい文字があります。今、大熊町の行方不明者は、1。今でも月に数回続ける捜索。ゆうなちゃんのおとうさんは、ボランティアの仲間と今も捜索を続けています。うれしそうに背負っていた、きむらゆうなさんの水色のランドセルを早く見つけてあげたいとおとうさんは頑張っています。」
時間の経過とともに復旧・復興に差がでてきています。
これからどうしたらよいかわからず、悩んでいる人もいます。
でも福島の人達は、自分の夢や希望に向かって歩み始めています。
最後に、浜通りに住む小学6年生の言葉を紹介します。
「たくさんの人でにぎわう福島県を作りたい。これからいっぱい勉強して、復興に役立つような仕事につきたい。」
みなさん、自分の夢や目標に向かって頑張れば必ず未来は開けます。
これから、自分の力で、そして、自分にできることに取り組んでいきましょう。
(注) 知事メッセージより一部抜粋して使っています。