学校生活の様子

伝える・・・

公開日
2020/07/13
更新日
2020/07/13

学校全体

 1学期も残り3週間となりました。(本来であれば来週から夏休みですが・・・)4月に着任して,臨時休業があったとしても,それなりに学校で子どもたちと接する時間もあったのですが,それでも,子どもたちに私の思いを伝えることの難しさを感じています。
 私は,校長になってからは,「心」にこだわって話をしてきました。最後は「人(心)」だと,ここ数年感じています。そう思うほど,やっぱり人間にとって「心」は大事であり,価値のあるものだと思っています。ですから,子どもたちには「心」の使い方を,私なりに「心を込めて」という言葉を使って語っていきたいと思っています。
 これまでは,月に1回程度行われる全校集会などで,その時々の子どもたちのがんばりをもとに,「心を込めて」の大切さ,すばらしさを話してきました。ところが,新型コロナのために,朝小では,校内テレビ放送での集会は行いましたが,全校生がそろった場所で話す機会がありません。(避難訓練後の話の時の一度だけです)この状況は,私が思っていた以上に厳しいものでした。テレビでは,目の前にあるのはカメラなので,子どもたちがどれだけ話を受け取ってくれているか,伝わってきません。体育館だと,真剣に聞いてくれているのかが,子どもたちの姿や視線,表情から伝わってきます。
 コロナ禍の中で,IT機器の活用が一気に進んできました。これからの時代,道具として活用することなしには生活が成り立たなくなると,私も思います。でも,人と人とのふれあいの中でのコミュニケーションの大切さは,これからもなくならないように思います。それは,言葉ではうまく表現できないのですが,直接会うことで得られる感覚が,やっぱり人には,心には必要だからではないかと,私は思います。
 学校も大きく変わろうとしています。そんな中ですが,「心」を大切にできるように,これからもIT化の中で,伝え方を工夫していかなければと思う毎日です。