自尊感情を高めるために
- 公開日
- 2019/01/18
- 更新日
- 2019/01/18
桑野小の今
ある調査で、「自分はダメな人間だと思うことはありますか?」とたずねた時に、日本の高校生の「そう思う」「とてもそう思う」が75%に達して、他の国々と比べて倍ぐらいあったとの結果が出ました。また、別な調査でも子どもの学年が上がるにつれて自尊感情が低くなっていくこともわかっています。
このことから、多くの子どもたちが自分に自信が持てていないという現実が見えてきます。
逆に自尊感情が高い子どもは、その理由として「学校が楽しいから」「友達がたくさんいるから」「勉強やスポーツを頑張っているから」「自分の目標に向かって努力しているから」など前向きな感想を持っていることがわかりました。低学年の子どもたちは、特に「家の人にほめてもらえる」ことが自尊感情の高い理由になっていることがわかりました。
これらのことから、ほめられて育った子どもと自尊感情には関係があることがわかります。ほめて育てることの大切さは、前から言われていることですが、言葉かけのNGポイントが5つあると思います。
1 子どもの感情を受け止めない声かけ
2 子どもの努力を認めない声かけ
3 兄弟姉妹や友達と比べた声かけ
4 「早く」や「急いで」という声かけ
5 子どもが失敗した時に責める声かけ
自尊感情を高めることは、学習面ばかりではなくて生活面やスポーツ面にも大きく影響します。子どもたちの、日常の姿を肯定的に「認め、ほめ、励まし、伸ばす」声かけが大事になります。