「ふわふわ言葉」と「とげとげ言葉」
- 公開日
- 2018/12/21
- 更新日
- 2018/12/21
桑野小の今
水ぼうそうなどによる欠席のため全員参加はかないませんでしたが、体育館で2学期の終業式を行いました。
はじめに、私が次のような話をしました。
私が小学校5年生の時、ソフトボールの試合がありました。試合は大接戦でした。私は、ショートを守ってましたが、ここでミスはできないぞと緊張していました。カキンと敵のバッターが打ちました。打ったボールはふらふらと私の頭の上に飛んできました。グローブを上に掲げたのですが、緊張しすぎてあと一歩後ろに下がりきれず、とることができませんでした。こんな時にエラーするなんてと悔しがっていると、隣のサードを守っていた友達が近づいてきました。「なにやっているんだ。ヘタクソ」と言われるなと思っていました。するとその友達はニコッと笑って「ドンマイ、気にするな」と言うのです。
私はあの時くらい友達の言葉がうれしかったことはありませんでした。
今話に出てきた「なにやってるんだ、ヘタクソ」という言葉は、「とげとげ言葉」。反対に「ドンマイ、気にするな」という言葉は「ふわふわ言葉」です。心をあったかくする言葉です。
皆さんがいつも使っている言葉にも「とげとげ言葉」と「ふわふわ言葉」がありますよね。例えば、「チビ」は「とげとげ言葉」。「上手だね」は「ふわふわ言葉」。言われたらうれしいですよね。「ふわふわ言葉」を話せる人は、心のやさしい人です。「とげとげ言葉」は、言う人も言われる人もいやな気持になります。だから、「自分が言われて嫌な言葉は、人にも言わない」ということが大切です。
冬休みの時、家庭で、そして、3学期、学校でもたくさんの「ふわふわ言葉」があふれるようになるといいですね。