鉄剤注射の使用実態調査を検討 〜日本陸連〜
- 公開日
- 2018/12/19
- 更新日
- 2018/12/19
桑野小の今
高校駅伝強豪校の一部で貧血治療用の鉄剤注射が不適切に使われていた問題で、日本陸連は、高校に加え中学、大学、社会人の競技団体に使用実態の調査を依頼します。鉄剤注射は、持久力を高める効果があるとされていますが、体内に過剰な鉄分が蓄積され、肝機能障害を発症させる懸念があります。陸連は、来年12月の全国高校駅伝大会から、選手の血液検査結果の報告を義務付けるほか、身長、体重を報告させることも検討しています。陸連は、中・高生時代に好記録を残しても、伸び悩んでしまう選手がいる背景には、鉄剤注射の使用があるとみていて、健康管理を総合的に推進する必要があると判断しました。