子どもは みんな いい こ
- 公開日
- 2018/11/27
- 更新日
- 2018/11/27
桑野小の今
お花を かざる、みんな いいこ
きれいな言葉、みんな いいこ
仲良しこよし みんな いいこ
ある所報の「相談の声」の欄に次のような文が掲載されていました。
『子どもが成長するにつれて、学校生活の中でも家庭生活の中でも心配と不安が大きくなり、何とかしようとすればするほど、子どもの心が私たちから離れてしまうような状況の中での相談でした。初めて相談を受けた日の子は、これまでに見たことのないような緊張した顔をしていました。それだけに、何とか立ち直れるきっかけがつかめるのではと、親としての期待も大きいものでした。
相談のシステムで、大変よかったと思っているのは、最初からずっと同じ先生に担当していただき、我が子の細やかな動きや表情の変化を見ながら指導をしていただいているところです。まだ、期間的には短いのですが、子どもの心を開かせ、様々な体験をさせる中での適切な指導と助言に、我が子の心や態度も徐々に変わり始めており、センターに通い始めて本当によかったと思っています。まだまだ、長い時間がかかると思いますが、親子ともども、今後ともよろしくお願いします。』
中学生になってまもなく、Aさんが友達とやってきました。コーヒーを入れて歓待したら、「私やります。カップはどこですか?お砂糖は?」と、手際よくやってくれるのに驚きました。そして、中学生の様子や部活動のことなど、楽しそうに話すAさんの表情には、問題を起こしていた頃の陰はすっかり消え、未来に向かっていきいきと輝いていました。校長室にはあまり良い思い出がなかったはずなのに。
「子どもをかえる」と私たちは考えますが、子どもを取り巻く大人、すなわち、親や教師が変わらなければ子どもを変えることはできないのだと思います。Aさんを変えたのも、お母さんとお父さんの生き方が大きく変わったからだと思うのです。「子どもはみんないいこ」なのです。私たち大人に、この思いがあってこそ子ども一人一人が生きる教育が具現されると思います。