文化庁は、中学校などの文化部の活動時間について「長くとも平日２時間、休日は３時間程度」として、「週２日以上」の休養日を設けるガイドライン案をまとめました。部活動をめぐっては、練習の過熱や指導する教員の長時間労働などの問題が指摘されていて、スポーツ庁は今年３月、運動部について同様のガイドラインを各教育委員会に送りました。文化庁は文化部について異なる基準を設けることも検討しましたが、「二つの基準があると学校現場が混乱しかねない」として、運動部とそろえることにしました。ただ、文化部の活動は一律にくくれない面があるとして、「生徒の健康や学業に支障がない範囲で、多様な活動に配慮する」ことも求める方針です。