学校生活の様子

学びの楽しさを感じる

公開日
2018/09/06
更新日
2018/09/06

桑野小の今

 人生100年時代、Society5.0という言葉を耳にするようになりました。今小学校に通っている子どもたちの二人に一人は、107歳まで生きるといわれています。また、超スマート社会(Society5.0)の実現に向けて、AI(人工知能)やビッグデータの活用等の技術革新が加速度的に進んでいます。今目の前にいる子どもたちの未来は、どのような社会になるのでしょうか。「進化したAIが人間の仕事を奪ってしまうのではないか」「AIを使う人と使われる人の格差が生まれるのではないか」など、様々な不安がささやかれています。激動の時代を豊かに生き抜く今の子どもたちは、「今の大人」の私たち世代が身につけてきた能力とは違うスキルを身につけていかなければならないと考えています。そして、そのような能力を育成するためには、これまで同様の授業を進めていくだけでは通用しない大きな過渡期に差し掛かっているのではないかとの思いです。
 本校では、21世紀型スキルの中で、特に「学ぶ主体性(主体的に学ぶ)」「論理的説明力」を重点として考え、授業改善に取り組んでいます。授業改善のコンセプトは、「全員参加」と「学びあい」です。そのための授業ツールとして、ホワイトボードやタブレット端末を積極的に取り入れています。
 従来の授業では、誰かが答えてくれる、教えてくれると考え、受け身になりがちだった子も、ホワイトボードやタブレット端末を活用することで、自分で考え、発信する全員参加型の授業を目指しています。今後も、すべての子どもたちが学びの楽しさを感じて通ってくる学校を目指して、共同研究を進めていきたいと考えています。