身近なところにあるかかわりのカギ
- 公開日
- 2018/07/20
- 更新日
- 2018/07/20
桑野小の今
学校では、毎日、様々な子どもたちが活躍をしています。素敵な姿に出会ったときは、「ありがとう」「がんばっているね」と声をかけることはもちろん、もう一つ大切にしていることがあります。それは、「毎日、水をあげているね」「いつも元気なあいさつをしながら登校しているね」「発表している人の方を向いて聞いているね」「いつも最後までそうじをしているね」・・・と、子どもたちの何気ない日常の姿に声をかけることです。見ているままを伝えます。『いつも見ているよ』というメッセージを伝えるだけです。成果に関わらず、見えている事実を肯定的に見て心にとめ、伝える(=認める)ことで、子どもたちは、安心感と自信を持つものだと思っています。
同じような場面は家庭にもあります。食器の上げ下げやお風呂洗い。習慣として取り組んでいる姿には、ありがたさと同時に「しっかりしてきたなあ」という頼もしさも感じるのではないでしょうか。そんな時、「ありがとう」という言葉とともに、『いつもやってくれているね』『いつも見ているよ』というメッセージを添えてみてはいかがでしょうか。子どもたちはこのような言葉やかかわりを通して、学校の仲間や家族に認められていることを実感して、安心感を深めて、コミュニケーションを増やしていきます。『みんなの役に立っている』『自分は家族の一員』という確かな実感を得ていくのだと思います。