本との出合い
- 公開日
- 2018/04/04
- 更新日
- 2018/04/04
桑野小の今
これまでに、心を大きく動かされる本に出合ったことはありますか。私は、小学校時代に、今でも大切にしている1冊の本に出合いました。
それは、知っている人もいるかと思いますが、サン・テグジュペリの『星の王子さま』という本です。サハラ砂漠に不時着した飛行機の操縦士が、1人の男の子に出会います。それが星の王子さまです。王子さまは、操縦士に、自分のうまれた小さな星のことやこれまで旅をしてきたいろいろな星の話をし、絆(きずな)を深めていく物語です。
その本の一節に「大切なことは目に見えないんだ」というキツネの言葉があります。この本は、とても不思議な本で、大人になった今でも私は読み返すのですが、この本が何を伝えたいのか、そのたびに新しい発見があります。
どうやってすてきな本との出合いが生まれるのでしょうか。
ただ、図書室で本の背表紙だけ眺めていても、なかなか気に入った本には出合えません。そんな時に司書の井上さんが、相談にのってくれます。また、学校の図書室には、本の紹介コーナーもあります。気軽にお勧めの本を井上さんに尋ねてみてください。
そして、朝の時間に「おはなしベリーズ」のお母さんたちが読み聞かせをしてくださっています。普段、自分では手に取ることのない本に出合い、そのおもしろさに気づくかもしれません。
心を動かされるようなすてきな本との出合いが生まれるといいですね。