学校生活の様子

名前に込められた思い

公開日
2018/03/22
更新日
2018/03/22

桑野小の今

 明日卒業を迎える6年生のみなさん、みなさんはこの桑野小学校でどんな思い出ができましたか。
 私は、一生懸命がんばっているみなさんの姿をたくさん見てきました。50周年記念行事・くわのっ子発表会での豊かな表現力、そして、清らかな歌声で、多くの方々に感動を与えていました。みなさんは、さまざまな活動を通して、心も体も大きく成長してきました。
 これからさらに自分を高め、将来の夢を実現させるために大切にしてほしいことは、「感謝の心」を持つことです。この世で幸せな人は、感謝の心を持っている人だといわれています。
 「ありがとう」の気持ちを持てば、人はやさしくなれます。「ありがとう」と言われたら、人は幸せな気持ちになれます。今、一番に「ありがとう」を伝えたい人は誰ですか。

 明日、みなさん一人一人に手渡す卒業証書には、名前と生年月日(誕生日)が書かれています。あなたが生まれた時、家族は「やっと生まれてきてくれたね。本当にありがとう」と心の底から喜んだはずです。そして、その小さな命の輝きが、さらに大きくきらめくようにと願いをこめて、あなたの名前をつけてくれました。幸せに育ってほしい、健康に育ってほしい、みんなから愛される子に育ってほしい、そのような願いが込められた大切な名前です。これまで、あなたが笑っている時も泣いている時も、家族はその命に感謝しながら、その願いを込めて何回も何回も名前を呼んできました。あなたが熱を出した時、寝ずに看病してくれた人は誰ですか。運動会で、はりさけるほどの大きな声で応援してくれた人は誰ですか。そして、卒業式を一番喜んでくれている人は誰でしょう。みなさんの一番大切な人は、みなさんのことをいつも見守ってくれているのです。

 これから、もし何かに迷ったり悩んだりした時には、自分の名前に込められた願いを思い出してください。そして、感謝の心を持ち続け、自分の夢を実現させてください。
 わたしは、ここ桑野小学校でみなさんと出会えて本当に幸せでした。たくさんの思い出をありがとう。みなさんのこれからの活躍と幸せをいつも心から祈っています。