３月６日

■赤ちゃんカバ「モモ」が誕生した日■

　１９９４（平成６）年のこの日、「長崎バイオパーク」で、カバの「モモ」が誕生しました。ふつう、カバは水中で生まれますが、モモは陸上で出産されてしまい、お乳を飲むことすらできませんでした。そこで、日本ではじめて、カバを人工哺育（ほいく）することになったのです。その後、メスのモモは元気に育ち、立派なお母さんカバになりました。

　【コラム】

　人工哺育ってなに？

　　動物の親が育児できない場合に、飼育係がミルクを与えるなどして赤ちゃんを育てることです。しかし、人間にはその動物が仲間と暮らす上で大切なコミュニケーション方法などを教えることはできません。できるだけ早く仲間の元に戻れるように育てることが大切です。