道徳教育の推進を家庭や地域と共に
- 公開日
- 2018/02/05
- 更新日
- 2018/02/05
桑野小の今
来年度4月から、特別の教科である「道徳科」がはじまります。今までの「道徳の時間」と同じ週1時間の学習です。道徳科では、他教科と同じように教科書を使います。また、授業ではこれまで以上に、クラスのみんなでしっかり考え、話し合う学習にしていきます。そのため、物事をいろいろな角度から立場を変えるなどして様々に考えたり、自分事としてとらえたりして学びます。そして、答えがひとつではない道徳的な課題を一人ひとりの子どもが自分自身との問題として向き合い、考え続ける授業をしていきます。
さて、学校では、道徳科はもとより、全教育活動を通じて道徳教育を行っています。たとえば、正直であること、友達を思いやること、きまりを守ること、生命を大切にすることなど、多くの「人としてのよさ」を学びます。
その際、家庭や地域の方々と手を携えて行うことが大切です。教育は、学校だけではできないことが少なくありませんが、とりわけ、道徳教育は家庭や地域といっしょに進めることがとても大切です。
学校では、今後、いくつかの取り組みを進めていきます。
1つ目は、参観日などで、いくつかのクラスで道徳科の授業をしますので、ぜひともご参観いただきたいということです。学校でどんな授業が行われるのか知っていただくことはもちろんのこと、時には、子どもと一緒に話し合っていただいたり、ゲストとして、学習に関連のある話をしていただいたりすることが子どもたちのためになります。地域にかかわる教材を作成する際に、力をお借りすることもあるかもしれません。また、事前にアンケートや手紙を書いていただくこともあります。ご家族からの手紙を読む子どもたちの姿はとても真剣で輝いています。
2つ目は、道徳科以外の学校行事や教科の学習においてもぜひともサポートしていただきたいということです。保護者や地域の方々の、それぞれの特技や専門知識を生かした話題や子どもたちへのメッセージを語る外部講師としてご活躍いただくことも、子どもたちの心の成長に大きなプラスとなります。
今年度は、アロマセラピーやリトミックの体験指導を一例として様々な場面で保護者の方々にはご活躍いただいています。また、今後、地域の方による演奏披露なども時間が許せば行いたいと考えています。
水泳や校外学習の引率、付き添いとして、励ましや示唆などの声がけをいただくだけでも子どもたちの成長につながるものです。
どうぞ、共に手をとり、子どもたちの成長を喜び合いながら、子どもたちにかかわっていきましょう。よろしくお願いします。