学校生活の様子

将来の夢をみつけよう

公開日
2018/01/31
更新日
2018/01/31

桑野小の今

 以前アメリカの研究者が「今の子どもたちの65%は、大学卒業後、今は存在していない職業に就く」という予測を発表し話題になりました。
 日本でも3年前に国内の601種類の職業を分析したところ、「今後10年から20年で約49%の仕事が人工知能(AI)などのロボットによって自動化される可能性がある。」という新聞記事が掲載されました。
 こんな話を聞きますと、子どもたちの将来が不安になるのではないでしょうか。ある教育関連会社の調査から、子どもの将来についてとても興味深いデータがあります。それは、「親とよく話す子どもほど、なりたい職業をもっている」また、「親が子どもと将来や進路について話をすることは、子どもが自分の将来の目標やイメージを描く手助けになっている」というものです。子どものころはなりたい職業がよくかわります。それがどんな職業であっても、その職業にあこがれたり興味を持ったりすることで、子どもの関心が家族や友達のことから社会にまで広がります。

 「人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、釣りを教えれば一生食べていける」ということわざがあります。魚という答えを子どもに与えるのは簡単ですが、釣り方という学び方を教えることはそう簡単ではありません。これからどんな社会になっても目先のことにとらわれず、たくましく生きる子どもを学校と家庭とが協力して育てていきましょう。