病は気から、やる気は言葉から
- 公開日
- 2017/10/19
- 更新日
- 2017/10/19
桑野小の今
私達大人が何気なく使っている言葉で子ども達はやる気を起こしたり潰したりしています。例えば、「あんたはダメねえ、何回いってもわからないんだから。本当にバカだねえ」と言ったとすると、相手に相当なディスカウントを与えたことになります。
これに対して「大丈夫だよ。頑張れば今にきっとできるようになるよ」と言ったストロークを与えると、子ども達はやる気を起こします。
ストロークには、心理的ストロークと肉体的ストロークがあります。
ほめる・うなずく・認めるなどは前者で、抱く・なでる・手を握るなどは後者となります。
最近は、この経験の少ない子が多いため、いじめの原因になっているという学者も多いようです。
この一回のストロークやディスカウントがその後の子どもの心の成長を大きく左右することがあります。大人であれば「今日は虫の居所が…」という判断もできますが、子どもは「お前はバカだ」と言われればそのまま受け取ってしまいます。
大人からストロークを与えられて育った子は、他人から少々批判されても「私のことを思って言ってくれてるんだ」と素直に耳を傾け、悪いところは直そうと物事を建設的な方向で考えます。そして、少々のことではへこたれない、やる気のある子に育っていきます。