あいさつについて
- 公開日
- 2017/09/19
- 更新日
- 2017/09/19
桑野小の今
あいさつを漢字で書くと漢字2文字で「挨拶」となります。
あいさつの「挨」には、ひらくという意味があり、
「拶」には、せまるという意味があります。
「ひらく」とは、心を開くことであり、
「せまる」には、相手の心に近づく という意味があります。
心を開いて、相手の心に近づくことが本当の挨拶ということになります。
私は、子どもたちが交通事故に遭わないように、毎朝道路に立って交通指導をし、子どもたちと朝のあいさつをかわしていますが、子どもたちのいろいろな姿がみえてきます。
「おはようございます」と元気な声であいさつをする子は、いい顔をしています。
学校で楽しく生活できるように、毎朝明るく送り出しているご家庭での保護者の皆さんの気配りが感じられます。
ぼうしをとって頭を下げ、ていねいなあいさつをする子もいます。立ち止まって両方の手をひざの上に添えて、あいさつする子もいます。
家庭のしつけのよさがしのばれ、このような子は、大人になって、きっと大人社会でも困らないように育っていくであろうと、わたしも頭を深く下げてしまいます。
毎朝、表情の変わる子もいます。にこにことあいさつをする朝もあれば、こちらが「おはよう」と声をかけても、暗い表情でうつむいたまま通り過ぎていく朝もあります。
「今朝、家を出る時、何かあったのかな」「しかられたのかな」など、いろいろ気になってしまいます。
あいさつが、しつけの基本であるという方がいます。
あいさつがよくできる子は、一般的に成績もよいという調査結果もみられます。
大人の社会では、昔から「おじぎ3年、あいさつ5年」といわれ、今でもデパートや銀行などの客商売のところでは、きびしい教育がされています。だから、心を込めたていねいなあいさつができるのでしょう。
心を開いて相手の心に近づくあいさつを、私はこれからも心がけていきたいと思います