私の小学校の運動会を振り返ると、家族と一緒にシートの上で食べた昼食の事ばかりが思い出されます。
　ごちそうといっても、重箱に並んだおにぎりとたけのこや卵焼き、ウインナーソーセージぐらいでした。それでも、真っ白いごはんに小さなのりのついたおにぎりが交互に並んでいた重箱がなぜかまぶしく見えました。

　運動会では、昔も今も変わらないすばらしい感動的な場面があります。それは、かけっこでころんだり最後の方で一生懸命がんばっている子に大きな拍手がわくことです。
　「遅くても最後までがんばれ」と、大人も子どもも励ますことは運動会では昔も今も変わりありません。
　この気持ちをいろいろな場面で生かせたら、子どもたち一人ひとりが生きる教育が具現されてくるのかもしれません。