学校生活の様子

【3年生】 審判は自分たちの手で(公正・公平)

公開日
2024/09/27
更新日
2024/09/27

3年生

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 今回の道徳は「審判は自分たちの手で」の資料を用いて、公正・公平の価値を深めていきました。資料は、サッカーの審判をしていた「けいた」が、親友の「りょう」のプレイで、ボールが線を出ているのを見てしまった。審判としては、笛を吹くべきだが、親友のプレイ(その後、得点になる)だったため、見逃してしまった。そして、別の友達から「今のは線を出ていたように見える。」と言われる。けんたはどうすべきか……。というものでした。今回は「ディスカッション」形式で授業を進めました。A:「今のは線を出ていたから『点数はなし』と言う。」B:親友のりょうが得点したから、そのまま黙っている。自分だったらA?B?どっちだろう?最初は圧倒的にAの子が多い状態でした。(Bは2名)ところが……。Bの子が「親友だからこそ言いづらい」「言いたいけど、言ったら(りょうに)怒られそう。」という意見を発表します。一瞬で空気が変わりました。「そうだよね~。私も言えないかも。」「友達やめるって言われそう。」(2枚目写真。AかBかは帽子の色で宣言します。自分の考えが変わったら帽子の色を変えるルール。)とても正直な子たちばかり。「45分で(体育の時間)友達関係をこわしたくないから、黙っていようかな。」「言わない方が自分も平和。」「言ったら嫌われそう。」子どもたちの本音が続きました。そこで、ちょっと揺さぶりをかけました。「じゃあ、親友が友達の教科書に落書きしたら?」「お店から物を持ってきてしまったら?」これらに対しては、全員が「絶対ダメ!」「注意する!」「いじめはダメ!」など強い意志を示しました。学習のまとめとして今日の感想。「どっちにしようか迷って頭がごちゃごちゃになった。」「良いことをしようと思っても、なかなか言えないな~。」私たち大人も中々迷う場面です。ひょっとして大人でも言えないかもしれません。最終的にはフェードアウト「今は難しいかもしれないけど、言えるようになっていける友達関係になれればいいな~。」で終わりました。道徳は即効性を求めるものではなく「心を耕す」ものです。