全学年がプールに入りました(No.82)
- 公開日
- 2021/07/06
- 更新日
- 2021/07/07
片平小の今
7月6日(火)は、梅雨のあいまの久しぶりの好天に恵まれました。
おかげで全ての学年がそれぞれの体育の時間にプールに入ることができました。
友達と仲よく水に親しむ姿、自分の記録を伸ばそうとがんばる姿、どちらも笑顔が素敵です。
3年生以上の子ども達は、いよいよ来週、校内水泳記録会です。各学級でそれぞれに挑戦する種目を決めているところです。
今年度は新型コロナウイルス感染防止のため、保護者の応援をご遠慮いただくこととなります。
ぜひ、それぞれのご家庭で励ましていただきたいと思います。
ところで、まもなく東京オリンピック・パラリンピックですね。みなさんの注目競技はなんでしょうか?
水泳の授業を見ていて、こんな話を思いだしました。
2008年に「レーザー・レーサー」という水着が登場しました。水の抵抗を抑えるために、一人では着用するのも難しいくらいに体を締め付ける水着でした。
2010年に国際水泳連盟がルール改定で使用できなくなるまで、この水着を着用した選手が世界新記録をどんどん打ち出しました。
同じようなことがマラソンでも起きています。「メタレーサー」などのカーボンプレートをソールに入れたシューズです。カーボンの反発力を生かして、推進力と衝撃吸収を同時に実現するシューズで、今回のオリンピックでも、多くの記録が期待されています。
ここで、みなさんに質問です。
こういった水着やシューズを使用することは、公平なのでしょうか?
ドイツの義足の選手が2015年にパラ陸上選手権で世界新記録を出しました。彼は2016年のリオデジャネイロオリンピックに出場したかったのですが、義足が有利に働いていると言われて参加できませんでした。
南アフリカの陸上選手は、男性の染色体をもちながら生まれつき女性としての体の特徴がありました。彼女も体の特性が他の選手に対して有利に働いているという理由で出場できませんでした。
からだの特徴を理由にすることは、はたして公平でしょうか?
オリンピック精神には友情、連帯、フェアプレーの精神と相互理解が求められます。
フェアプレーとは何か、公平とは何か、相互理解に必要なことは何か・・・
むずかしい問題です。みなさんも考えてみてください。
【SDGsとの関連】
目標5:ジェンダー平等を実現しよう
目標10:人や国の不平等をなくそう
目標16:平和と公正をすべての人に
(本記事は特定の人物、団体、商品に対する誹謗中傷を意図したものではありません。ご家庭での話題の一つとして読んでいただけると幸いです。)