学校生活の様子

明日で、東日本大震災から6年となります

公開日
2017/03/10
更新日
2017/03/10

三和小学校

3月10日(金)

 明日は東日本大震災が発生してちょうど6年目の日を迎えます。
6年前の3月11日午後2時46分、大変大きな地震が発生しました。今の6年生が小学校に入学する年でした。6年生は、あの地震を覚えていますか。6年前、三和小では校庭の中央に全校生が避難したそうです。
すごい地響きとともに、いつまでも大きな地面のゆれが続きました。学校の校舎や体育館が大きく揺れて壊れてしまうのではないかと思うくらいの大きな地震でした。地震が収まると海では、大きな津波が発生しました。
この東日本大震災により2万人近くの尊い命が亡くなりました。そして、未だに2千人以上の方々が行方不明だそうです。
福島県は、地震や津波の後さらに、東京電力原子力発電所の事故(原発事故)が発生して、放射線の影響を心配し、たくさんの人々が避難しました。6年経った今でも約8万人の人々は自分の住んでいた地域や家に住めず、避難している状況です。
東日本大震災は、よく1000年に一度の大震災だといわれます。
だったらもう大丈夫、こんな大きな地震はもう来ないと思うかもしれませんが、そうではありません。私たちは、この東日本大震災から多くのことを学び、今後に生かさなければなりません。
東日本大震災の教訓として、特に3つのことが大切だといわれています。

1 自分の命は自分で守る

2 災害に備える

3 人と人との絆を大切にする


この東日本大震災で家族を失い悲しい思いをした人たちがたくさんいます。6年経った今でもその悲しみやつらさが癒えない人たちもいます。
最近のテレビやニュースで、福島から県外に避難した子どもが、福島から来たと言うことだけで、周りの人たちからからかわれたり、いじめられていたりしたという事実が判明しました。たくさんの人たちが東日本大震災そして、原発事故により、つらい思いをしています。

実は、わたしたちも東日本大震災・原発事故の被害者です。この6年間を振り返ると、外で思うように遊べなかったり、運動会や水泳などができなかったりした時期がありました。その他にもいやな思いをしているはずです。

しかし、そうしたいやなそして、つらい思いを乗り越え、前向きに明るく生きていくことが今の皆さんには大切です。
福島の復興は道なかばです。皆さんの若い力がこの福島をよりよくしていくはずです。その担い手に皆さんはならなければいけません。そのためには、今やっていることをひたすらがんばりましょう。

明日11日は、福島県の各地で、東日本大震災で亡くなった方々を敬う追悼コンサートやイベントなどが開催されるようです。皆さんもそうしたイベントなどをテレビなどで見て、亡くなった人たちのご冥福をお祈りするのもよいと思います。