学校生活の様子

よりよい道徳科の授業を目指して(3・4年)

公開日
2021/01/18
更新日
2021/01/18

生活の様子

1月15日 3・4年生の道徳科の研究授業が行われました。「友情・信頼」の価値について「絵葉書と切手」という教材で学びました。

 転校した親友の正子が、主人公のひろ子に絵葉書を送ってきました。でもその絵葉書は定形外郵便だったため料金不足が生じます。「お礼だけは伝えたら」という母と「料金不足のことをちゃんと言ってあげるべきだ」という兄。ひろ子は迷いますが、二人で遊んだ楽しい思い出が浮かんできます。そして「やっぱり知らせよう。あの正子なら、きっと私の気持ちを分かってくれる—。」と決心するお話です。

 子ども達はひろ子の揺れる思いや友達を信じるということについて、自分なりに考えていました。また、自分とは異なる友達の考えに触れることもできました。
 
 道徳の時間45分間だけで、子ども達の行動を変えようとすれば無理が生じます。大切にしたいのは、週に一度いろいろな「道徳的価値」について考えること、今までの生き方を振り返ることです。考えることは小さな「さざ波」かもしれませんが、その「さざ波」を送り続けていくことが、よりよく生きようとする「道徳性」を育てることにつながると信じ、これからも道徳科の授業を大切にしていきます。