5年1組 家庭科研究授業
- 公開日
- 2011/09/16
- 更新日
- 2011/09/16
学校生活
9月15日(木)5年1組家庭科の研究授業が行われました。ミシンを使って簡単に縫うことのできる物として、ランチョンマットを取り扱いました。
今回の授業者の意図は、「家庭は、作り方を学ぶ教科ではなく、なぜ作るのか。使うとどんな良いことがあるのか。」を感じることができる単元にしたい。また、作った物を使うことによって、豊かな生活(機能性だけでなく、心の余裕も含めて)に寄与できるようにしていきたいというものでした。
授業は、見本となるランチョンマットをよく観察し、2枚の布をどう縫い合わせれば良いのかを、観察や試し作りをとおして考えました。制作経験のない子どもたちにとっては、店で売られているランチョンマットがどのような工夫で作られているか考えたことはありませんでしたが、課題解決のため実際に手にしてみると、なかなかその作り方には気づくことができませんでした。でも、縫い目にそって糸を切ったり、袋状になったランチョンマットをのぞいたりしているうちに、どうやら周りを塗ってから表と裏をひっくり返したことに気づき出しました。
そのことを実際に発表すると、「ああー」というため息がもれました。子どもたちが納得した瞬間でした。
この学習を通して、制作の過程を確認しただけでなく、その工夫に気づくことができたようです。